特色
健康教育学は、地域保健・学校保健・産業保健すべての保健領域をカバーし、生涯にわたる健康づくりを学ぶ領域です。人々の身体的健康および精神的健康に関連する心理社会的要因を解明し、ヘルスプロモーションの2本柱である個人の行動変容と社会環境の改善の両面から検討します。
各研究室において、児童生徒、大学生、妊産婦、労働者、高齢者、アスリートなどさまざまなライフステージの対象をとりあげ、健康と生活に関わるテーマ(生活習慣病、メンタルヘルス、パフォーマンス、活動能力など)について、各種の調査・測定データを用いて統計解析研究を行います。
超少子高齢社会でより良い人生を生きるうえで不可欠な「健康とその決定要因」に関する専門知識を学びたい人、民間・行政を問わず社会で求められる人材として健康関連データの統計解析技法を身につけたい人、積極的な研究意欲を持った人を歓迎します
教育内容
基本科目である「健康教育学」「衛生・公衆衛生学」「学校保健学」の授業で、身体的・精神的健康とその決定要因に関するさまざまな理論や概念を体系的・総合的に学び、専門知識を獲得します。
さらに「健康社会学」「精神保健学」「健康づくり政策論」の授業で、それぞれのより深い内容を掘り下げて学び、また「保健体育科教育法概論」「保健授業理論」「保健科内容論」の授業では、学校での保健科授業実践について学びます。
5名のスタッフの専門および研究テーマは、以下の通りです。武田・門間は健康社会学と公衆衛生学を専門とし、妊産婦から子ども、学生、労働者、高齢者まであらゆる対象における心身の健康問題について幅広い研究テーマを扱います。片岡は学校保健学を専門とし、児童生徒の健康および保健科授業に関わる研究テーマを扱います。水上は精神保健学を専門としてストレスマネジメントを中心とする研究テーマを、久野は健康づくり政策を専門として地域行政などの健康づくりを中心とする研究テーマを扱います。
指導教員
代表・武田 文 教授
水上 勝義 教授
久野 譜也 教授
片岡 千恵 准教授
門間 貴史 助教