特色
人間の集団を対象として,地球環境を含む環境要因と人間の健康との関連を探る分野です.教員の本田は,疫学を専門として地球温暖化の健康影響,大気汚染の健康影響などについて,世界レベルで最先端の研究をしています.成果は,高い評価を受けている専門誌に発表することが多いですが,それ以外に世界保健機関の報告書の中の1章を担当したり,共同で英文の書籍の1章を担当したりもしています.
基本的に環境疫学を更に学びたいと考え,大学院を目指す人を募集します.
教育内容
開設授業として,「衛生・公衆衛生学」ではある程度の生物学的な説明とともに,人間集団を単位として健康がいかに社会的な出来事と関連しているか,またどのようにして社会の中で健康をまもっていくかを教育します.「環境保健学」では、基礎的な研究方法に続いて,様々な環境問題とその健康影響について教育します.その際,環境問題の中でも特に大きな問題となっている地球温暖化に焦点を当て,健康影響はもちろん,広い視野で環境問題を考える場を提供します.
卒業研究指導では、 (1) 地球温暖化の健康影響,(2) 大気汚染の健康影響を,入手可能な統計データを用いて解析する方法を学び,実際に解析を行って卒論に仕上げます.データが入手可能であれば,その他の環境要因に関する卒論も可能です.
指導教員
令和5年度は所属学生を募集しません。