特色
本研究領域では,解剖学の知識を活用し,ヒトの身体の形態(かたち)と機能(はたらき)を学びます.そのなかでも特に,生体軟組織(骨格筋,筋膜,神経など)の形態や力学的特性に着目します.また,それらが身体機能(柔軟性,筋力,筋持久力など)や運動パフォーマンス,スポーツ傷害とどのように関連するか,加齢やエクササイズ,トレーニングによってどのように変化するかを探求します.研究室を立ち上げたばかりですので,研究室を一緒に盛り上げてくれる学生を歓迎します!なお,領域代表者の主要な研究テーマは以下の通りです.
- 筋の形状および硬さと関節柔軟性との関連
- ストレッチングや加齢が軟組織の硬さや関節柔軟性に及ぼす影響
- 筋の硬さおよび関節柔軟性と運動パフォーマンスおよびスポーツ傷害との関連
- 筋痛と筋の硬さとの関連およびストレッチング効果
- 筋活動中や関節運動中の筋線維や腱の形状変化に関する研究
教育内容
3年生の演習では,形態計測や筋力測定,柔軟性測定を通じ,筋力計や筋電図装置,超音波装置などの基礎的な測定手法およびデータ分析方法,本研究領域の基礎知識について学びます.また,文献調査や統計手法,論文作成法についても学びます.4年生の演習では,各自の卒業研究を実施します.研究テーマの立案や実験,卒業論文作成および発表を通じ,論理的な思考法やプレゼンテーション方法を学びます.
指導教員
平田 浩祐 助教 (領域代表)