特色
- 優れたコーチ・指導者になるために必要とされる諸要因,すなわち選手を強力に導くリーダーシップと適切な人間関係を結ぶ能力,スポーツ現場において発生する諸問題を合理的に解決するための問題解決方略のスキル,勝利を導くマインドセット,チームや組織をまとめる組織力,選手を取り巻く様々な内的および外的な環境要因をマネジメントする能力について学修します。
- スポーツの指導現場において,卓越した指導者になるために必要不可欠とされる一般コーチング理論と方法論,一般トレーニング理論および方法論,球技スポーツに共通する戦略・戦術論,スポーツ情報戦略やシステムに関する理論と方法論について研究します。
- 理論に留まらず実践も,研究に留まらず実技体験も加えた教育を行い,理論に裏付けられた実践力を持つ人材を養成します。
教育内容
コーチング論・トレーニング学の領域には6名の教員がいます。いずれの教員もスポーツ現場で活動しているコーチであり,アクティブに研究を推進する研究者でもあります。木内は大学体育教員の養成および高度化に関する研究を,河合はスポーツ情報戦略や強化・育成システムに関する理論と方法論に関する研究を,谷川は種目横断的な一般トレーニング理論と方法論,各種スポーツの筋力・パワー・スピード・スプリントに関する研究を,前村は各種スポーツパフォーマンスの規定因子および至適トレーニング法に関する研究を,松元は戦略および戦術論,球技スポーツトレーニング理論と方法論に関する研究を、松尾はスポーツを通した国際開発に関する研究を推進しています。学生が研究したい課題を選択し,各教員のもとで研究を行います。定期的に,6つのゼミによる合同セミナーも実施し,コーチング・トレーニングに関する議論を行い,幅広い視野を身に付けます。また,研究室の中に留まらず,フィールドに出て実技実習を行うことによって,研究知見の持つ実践的な意味を理解するとともに,方法論を体得し高い実践力を身につけていきます。これらの研究と実技による教育を通して,優れたコーチ・指導者になるための能力を身に付けます。さらに,大学院博士前期,続く博士後期に進学していくための研究能力を付けたい学生については,より高度な教育と専門的な研究活動の推進がなされます。
指導教員
代表・前村 公彦 准教授
木内 敦詞 教 授
谷川 聡 准教授
河合 季信 准教授
松元 剛 准教授
松尾 博一 助教