特色
現代の弓道は高校生・大学生など、学校の課外活動として盛んに行われている。一般においても年齢を問わず行える武道・スポーツとして愛好され、高齢者の愛好家も多い。また、近年、婦人層の間でも盛んとなり、女性の弓道人口も増加している。海外における愛好家も増加中である。
しかしながら、弓道の専門的な教育を受けた指導者は不足していると言わざるを得ない。弓道コーチング論では、弓道の技術、指導法、用具などに関して、幅広い実践を通しながら理論を学び、対象に応じた弓道指導が可能な人材を育成することを目指している。「弓道コーチング論」領域で学ぶ学生には、専門的な知識・技能を高めていって、弓道の将来を担う指導者やリーダーとなってくれることを期待している。
教育内容
以下のような講義,実技実習を行っていく。
- 理論
射術論、指導論、弓具論、歴史・文化論など。 - 実技・演習
的前射術を中心にして,遠的射術,要前射術,数矢前射術の実技実践。
弓具(弓,矢,ゆかげ,弦など)の調整・修理・製作法など。
新たな教具の試作・開発、指導法の検討と、それらに伴う各種実験など。 - 卒業研究においては、3年次終了までに研究の方向性を定め、4年次はじめより研究を進めていくこととしている。
指導教員
代表・松尾 牧則 准教授