特色
~IMAGINE PE & SPORT IN THE FUTURE!!~
体育・スポーツで生じている諸問題等を根本から見つめ直すために,そのあるべき姿を構想すべく,これらの意味・意義・価値などを考えます。社会の閉塞感を体育やスポーツが真の意味で打開するには,現状にとらわれず,根本的に,自由に,創造的に問い返すことが大切です。体育,コーチング,スポーツなどで用いられる言葉の意味・本質を捉え直し(形而上学),スポーツにおける善悪を見極め(倫理学),優れた実践やその価値を評価する(美学)ことを目指します。また,体育・スポーツ諸科学の理論的前提や言葉の意味を探るために, 批判的・俯瞰的なものの見方からそれらの言語化に取り組んでいます。
卒業生は,リーダー的立場に立つ教員(含大学教員),公務員,スポーツライター,テレビ番組制作者, プロ野球選手, 企業人等々として多方面で活躍しています。
本や記事を読んで考えることが好きな人,話好きな人, 物事の裏側から見る癖のある人, 何かを真剣に考えてみたいが未だそれが見つからない人などを歓迎します。学生たちには、「最初は堅いイメージがあったけど、来てみたら○○○だった」と言われます。
教育内容
【演習】
基本文献の講読を通して,ものごとを論理的に考え議論する方法を学び,論文作成の意義や方法・ノウハウなどを,関連研究の分析や仲間への説明などを通して学習します。夏休みには,他大学との合宿研究会に参加して視野を広げる機会もあります。
【卒業研究】
一人ひとりの興味関心を基本としつつ,指導教員や先輩・同輩との対話を通して課題を設定し,哲学的アプローチの手順を学習します。自分自身の考えを論文として表現する総合的な知識や技術の習得を目指すことで,多様な場面や仕事に対応できる汎用的な力を養います。主体的な課題設定・計画立案・遂行によって他の活動(部活動等)との両立を図りながら充実した学生生活を享受することができると思います。
【研究対象・テーマの例】
体育(教育)論:感性や共感を育む身体教育のあり方,運動部活動にみる暴力性, 学生アスリートやコーチに対する倫理教育,遊びの教育的意義
スポーツ論:スポーツ種目の本質的価値・魅力・感動体験,勝つこと・負けることの意味, e-スポーツはスポーツといえるか, 科学技術の進展がスポーツにもたらす変容・意味
指導教員
深澤 浩洋 教授 (領域代表)
B棟508,fukasawa.koyo.gu@u.tsukuba.ac.jp
坂本 拓弥 助教
B棟613,sakamoto.takuya.ga@u.tsukuba.ac.jp
https://www.utphilpes.com (研究室ホームページ)